Chipmunk について

リスに会いたい一心で、『リスがいそうな場所』に山小屋を選んで30年余り。 山小屋で過ごすようになり、リスやさまざまな動植物と出会い、その姿を水彩画で残しておきたいと考えるようになりました。 『浅間山のふもとにて』(2004年 上毛新聞社) 『にほんりす』『Japanese Squirrel』(2014年 Photo Works) 上記3冊の絵本は、二ホンリスをご紹介する目的で作りました。 創作活動が、二ホンリスや身の回りの自然にとって、何かの役に たつよう、これからも続けていきます。 サイトをご覧いただいた方のご意見ご感想を励みに…

食客になったアカネズミ

アカネズミ

Large Japanese field mouse

 

夕方、カボチャの種をデッキの隅に出しておくと このアカネズミが食べに来るようになりました。
硝子戸の内側でネコとヒトが並んで見ているというのに 一向に気にする様子もなく、運んだり 食べたり…
何度でも来るので ゆっくりスケッチできました。

アカネズミたちは 地面にトンネルを掘って住んでいます。庭のあちこちに直径2㎝くらいの穴が開いています。
作ったばかりのようなものもあれば 何度も出入りしたのか少し崩れて大きくなったようなものもあります。
穴から頭を出したのを見かけたり、枯葉をいっぱいくわえて穴に押し込もうとしているのを見たこともありました。
フクロウやキツネに狙われながらも 彼らには彼らの生活がある と思うととても不思議な気分になります。
かつては 被捕食者である小さい動物たちを〝可哀そう″と思ってみていましたが 最近は人間の入り込む
余地のないすごく厳粛な世界、と感じるようになりました。

 

ホンドテン

ホンドテン

Yellow marten(Japanee marten)

5月初めのある朝 こんなお客がやってきました。
階段を使ってデッキに上がり ひょいと手すりに載って リスと同じルートでエサ台に。ネコかと見間違えたくらい平然と、エサ台に載ってこちらを見ていました。
「リスが来なくなるのでは?」と心配しましたが、テンが立ち去って15分後、リスはいつもの通り、クルミをとりに来たのでした。
警戒する、ということはないのだろうか?
出会ってしまったら 猛然と逃げる、これだけなのだろうか?
ときどき しっぽの短いリスがいるのは、テンにつかまれたとき しっぽの先を犠牲にして逃げたのかもしれませんね。

タグ付けされた

今年の桜 2017

 

今年の桜 2017

Cherry blossams 2017

5月初旬 満開の桜に出会いました。

春の花がいちどきに咲くのは北海道、と思っていましたが
この辺りは北寄りで標高800mくらいでしょうか、遅い春です。
毎年のことながら、美しい満開の桜を 自分の画力で再現することは
不可能 とわかっていても描こうとするのはなぜなのか…

造化の天功という言い方がぴったりで、その美しさを私に再現できるはずが無い、
ただ 見る人に この景色の中に立っている瞬間の空気を
味わっていただけるような表現ができるようになりたい、
とは思います。

LUOMUの秋

ルオムの森 秋

LUOMU no mori in autaumn

この施設のスタッフによると、リスは朝早く フィールドアスレチックのロープを渡って遊んでいるそうです。楽しそうな様子が目に浮かびました。

かさかさと落ち葉を踏んで訪ねていくと、ハロウィーンのカボチャが出迎えてくれました。

晩秋のリスたち

晩秋

Late autumn

昨日まで、明るい黄色だったブナの葉が、少しずつ赤茶色に変わり始めています。
この秋 庭に来るリスたちは少し小さめで、今年生まれた子どもたちのように
思います。
2頭は仲良し。コナラの幹をぐるぐる回り、細い枝先を伝って渡り
道路に飛び出して向かいの斜面に走って行くという状態。
『リス飛び出し注意』と標識を立てたくなります。
時々 少し大きいリスが姿を見せますが エサ台のクルミをくわえて、
大急ぎで戻っていきます。
こげ茶色の小鳥はミソサザイです。好奇心が旺盛なのか、
エサ台に近づいてきますが食べたいものはないのです。
朝の気温は1~2℃、空気の冷たさは真冬です。

門貝集落 夏

門貝集落 夏

kadogai village in summer

谷あいに日が射し始め万座川が光っいます。
くまの大橋の下の道沿い、国道144号線から約5㎞
万座川に沿って山に入ったところに鎌倉時代に
祀られた熊野神社があります。
白根山、四阿山(昔は吾妻山)とともに修験の霊場でした。
この道は”毛無道”といわれ古くから上州と信州をつなぐ重要な道だったそうです。
ずいぶん険しく、日が暮れればオオカミに遭遇するような道
だったのかもしれません。
ごく普通の村の、思いがけないところに深い歴史があって、
驚かされます。
桜の花びらが虚空に舞うような春の景色と比べるとどこまでも
緑の夏の景色は山行の厳しさを想像させます。

View From Kumano Bridge

夏の景色を描いた後、なんだか違うような落ち着かない気分が
続いていました。
自分が持っているこの場所の印象をもうすこしはっきりできないものかと、
何枚か描きました。
そうこうするうちに10月になり、谷あいの木々は紅葉し始めました。
少しは谷のスケールが表現できたのかな、と思いながら、
見比べてみていただきたい、とアップしてみました。

ヤマネ

ヤマネ

Japanese dormouse

ヤマネ

Japanese dormouse

数年前の3月半ば。10℃近くまで気温が上がったお昼過ぎ、裏庭の雪の上にヤマネを見つけました。まだ冬眠している時期で、しかも夜行性の動物なのに、何か勘違いしたのでしょうか。20分ほど雪の上を歩きまわっていましたがどこかに姿を消しました。

その様子を描いてみたところ手のひらにのるようなサイズを表現できなくて、べつに、ヒナスミレの花と一緒に描いてみました。
実は、地面を歩くことなどほとんどないのに、です。

手作りの小さなお店 YOCO

                                                                             Late autumn 2015年秋、北軽井沢の一角に小さなショップができました。貸店舗になっていた友人所有の物件を手作り大好きの仲間が集まって、あれこれ工夫し、勉強し、1年以上を費やして改装完了。
住人ではない私たち夫婦はできることを時々手伝っただけでしたが、友人たちの仕事は素人離れした見事なものでした。

広いデッキと、こじんまりしたお店の中は、まずは仲間の集まる場所 となりました。

手作りの作品を持ち寄ってならべる、Kitakaruizawa2015友人の輪が広がって行く、作品を気に入ってくださる方がたまに購入してくださる、等など。

森の中の一角で、多くの人に楽しんでいただける
お店を目指している友人を、ささやかながら応援していきたいと思っています。

私の小さな水彩画もお店の
ディスプレイに参加しています。

 

ニホンリスの四季 

ニホンリス早春 ニホンリス冬 ニホンリス初秋 ニホンリス初夏鎌倉の画廊の小さな展覧会に出品した4点です。
鎌倉市はタイワンリスの被害に悩む自治体の一つです。そこに敢えて『リス』
「このへんのリスとちがうの?」という来場者の方もありました。
機会をとらえてニホンリスのことをお話しする、という私の目的は少し達成。

たいしたことはできないけれど、ずっと先祖と一緒に暮らしてきた固有種の
ニホンリスのために 自分のできることを模索している、という日々です。

9月の林縁

ノハラアザミ、チョウセンゴミシ、ノイバラ

Cirsium oligophyllum, 
Schisandra chinensis, Rosa multiflora

この時期、散歩していると、輝く様な赤い色が目に入ります。
近寄るとチョウセンゴミシの実。
色々な木の実草の実が色づき始め、林縁を彩る季節になりました。
最近、植物は、かなりはっきりした色を持っている、と思うようになりました。
観念的に淡い中間色を使って描いていたかもしれない、見たままの色で描くとどうなるだろう、
という実験的な1枚になりました。

H.D.Thoreauの『野生の果実』という著書にはペン画のイラストが入っています。
それは精密でありながら植物の手触りのようなものが感じられ、素晴らしいな、と、
時々ページを開けて眺めています。