『春が来た』 展示のご案内

鎌倉市のアトリエショップ『葉っぱ小屋』さんで
展示会を開催中です(2018/03/30~2018/04/15)

去年からのお付き合いで、だんだんに『水彩画』から雑貨まで、になってしまいました。
2004年に上毛新聞社から出版した一作目『浅間山の麓にて』も並べてくださいました。
改めて開いてみるとちょっとスケッチが固いかな、という感じもします。あれから 更に十数年
リスも 鳥も ひたすらスケッチを続けているので、少し楽になっているのかもしれません。
その時に初めて挑戦したブックバインディングが 現在の紙箱づくりの原点です。

今回は、水彩絵の具の色彩や、紙質を 手に取ってみていただければ、という気持ちで
手描きの栞を作ってみました。
鎌倉におついでがあれば お立ち寄りください。http://happado.com/happagoya/

 

Atelier shop”Happa-goya”
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刺繍のブローチとバッグ

ブローチ
The brooch
刺繍のバッグ
The bag with embroidery

スケッチブックの中の動物や植物を 布の上に描いてみました。

一部は 鎌倉市のアトリエショップ
〝葉っぱ小屋″さんに置いていただき
少しずつ手元から離れていきます。

下の方の2点のバッグは〝葉っぱ小屋″オーナー オリジナルの黒ネコとバクです。

照葉樹林の秋

照葉樹林の林縁
The edge of the laurel forest in kanagawa Pref.

照葉樹林というと 『季節感がない』という印象なのですが…
秋も深まったこの日、カラフルな植物たちに出会って、見直して
しまいました。アカガシ シラカシ ヤブニッケイ モチノキ
アオキ ヤツデ タブ そして ヤブツバキ などなど

緑濃い山の中に ハゼのオレンジ色の紅葉 クサギの宝石のような
ブルーの実 斜面から伸びたホトトギスの花 ヒヨドリジョウゴや
スズメウリ カラスウリ サネカズラ。なんとたくさんの種類
豊かな彩。
陽ざしの入りにくい照葉樹林では林縁にいろいろなものが
育つのでしょう。防災の面でも有用ということで注目されていますが
日本の森林面積の中ではかなり少なくなっているとか。
モウソウチクが照葉樹林の回復を阻害しているといわれると
なるほど、竹藪だらけだと納得します。

人間の都合で手を加えられてきた森が 実は不都合な結果を
招いている、という昨今かもしれません。
『国土の未来像』が見えているわけではないので、私としては
『身の回りの自然』を大事にするということになります。

タブの木のカヌーで人が渡ってきた大昔のことなど想像しながら
ため息交じりに ホトトギスの花の構造とにらめっこしました。

 

食客になったアカネズミ

アカネズミ
Large Japanese field mouse

 

夕方、カボチャの種をデッキの隅に出しておくと このアカネズミが食べに来るようになりました。
硝子戸の内側でネコとヒトが並んで見ているというのに 一向に気にする様子もなく、運んだり 食べたり…
何度でも来るので ゆっくりスケッチできました。

アカネズミたちは 地面にトンネルを掘って住んでいます。庭のあちこちに直径2㎝くらいの穴が開いています。
作ったばかりのようなものもあれば 何度も出入りしたのか少し崩れて大きくなったようなものもあります。
穴から頭を出したのを見かけたり、枯葉をいっぱいくわえて穴に押し込もうとしているのを見たこともありました。
フクロウやキツネに狙われながらも 彼らには彼らの生活がある と思うととても不思議な気分になります。
かつては 被捕食者である小さい動物たちを〝可哀そう″と思ってみていましたが 最近は人間の入り込む
余地のないすごく厳粛な世界、と感じるようになりました。

 

ホンドテン

ホンドテン
Yellow marten(Japanee marten)

5月初めのある朝 こんなお客がやってきました。
階段を使ってデッキに上がり ひょいと手すりに載って リスと同じルートでエサ台に。ネコかと見間違えたくらい平然と、エサ台に載ってこちらを見ていました。
「リスが来なくなるのでは?」と心配しましたが、テンが立ち去って15分後、リスはいつもの通り、クルミをとりに来たのでした。
警戒する、ということはないのだろうか?
出会ってしまったら 猛然と逃げる、これだけなのだろうか?
ときどき しっぽの短いリスがいるのは、テンにつかまれたとき しっぽの先を犠牲にして逃げたのかもしれませんね。

今年の桜 2017

 

今年の桜 2017
Cherry blossams 2017

5月初旬 満開の桜に出会いました。

春の花がいちどきに咲くのは北海道、と思っていましたが
この辺りは北寄りで標高800mくらいでしょうか、遅い春です。
毎年のことながら、美しい満開の桜を 自分の画力で再現することは
不可能 とわかっていても描こうとするのはなぜなのか…

造化の天功という言い方がぴったりで、その美しさを私に再現できるはずが無い、
ただ 見る人に この景色の中に立っている瞬間の空気を
味わっていただけるような表現ができるようになりたい、
とは思います。

LUOMUの秋

ルオムの森 秋
LUOMU no mori in autaumn

この施設のスタッフによると、リスは朝早く フィールドアスレチックのロープを渡って遊んでいるそうです。楽しそうな様子が目に浮かびました。

かさかさと落ち葉を踏んで訪ねていくと、ハロウィーンのカボチャが出迎えてくれました。

晩秋のリスたち

晩秋
Late autumn

昨日まで、明るい黄色だったブナの葉が、少しずつ赤茶色に変わり始めています。
この秋 庭に来るリスたちは少し小さめで、今年生まれた子どもたちのように
思います。
2頭は仲良し。コナラの幹をぐるぐる回り、細い枝先を伝って渡り
道路に飛び出して向かいの斜面に走って行くという状態。
『リス飛び出し注意』と標識を立てたくなります。
時々 少し大きいリスが姿を見せますが エサ台のクルミをくわえて、
大急ぎで戻っていきます。
こげ茶色の小鳥はミソサザイです。好奇心が旺盛なのか、
エサ台に近づいてきますが食べたいものはないのです。
朝の気温は1~2℃、空気の冷たさは真冬です。

門貝集落 夏

門貝集落 夏
kadogai village in summer

谷あいに日が射し始め万座川が光っいます。
くまの大橋の下の道沿い、国道144号線から約5㎞
万座川に沿って山に入ったところに鎌倉時代に
祀られた熊野神社があります。
白根山、四阿山(昔は吾妻山)とともに修験の霊場でした。
この道は”毛無道”といわれ古くから上州と信州をつなぐ重要な道だったそうです。
ずいぶん険しく、日が暮れればオオカミに遭遇するような道
だったのかもしれません。
ごく普通の村の、思いがけないところに深い歴史があって、
驚かされます。
桜の花びらが虚空に舞うような春の景色と比べるとどこまでも
緑の夏の景色は山行の厳しさを想像させます。

View From Kumano Bridge
夏の景色を描いた後、なんだか違うような落ち着かない気分が
続いていました。
自分が持っているこの場所の印象をもうすこしはっきりできないものかと、
何枚か描きました。
そうこうするうちに10月になり、谷あいの木々は紅葉し始めました。
少しは谷のスケールが表現できたのかな、と思いながら、
見比べてみていただきたい、とアップしてみました。