今年の桜 2017

 

今年の桜 2017

Cherry blossams 2017

5月初旬 満開の桜に出会いました。

春の花がいちどきに咲くのは北海道、と思っていましたが
この辺りは北寄りで標高800mくらいでしょうか、遅い春です。
毎年のことながら、美しい満開の桜を 自分の画力で再現することは
不可能 とわかっていても描こうとするのはなぜなのか…

造化の天功という言い方がぴったりで、その美しさを私に再現できるはずが無い、
ただ 見る人に この景色の中に立っている瞬間の空気を
味わっていただけるような表現ができるようになりたい、
とは思います。

門貝集落 夏

門貝集落 夏

kadogai village in summer

谷あいに日が射し始め万座川が光っいます。
くまの大橋の下の道沿い、国道144号線から約5㎞
万座川に沿って山に入ったところに鎌倉時代に
祀られた熊野神社があります。
白根山、四阿山(昔は吾妻山)とともに修験の霊場でした。
この道は”毛無道”といわれ古くから上州と信州をつなぐ重要な道だったそうです。
ずいぶん険しく、日が暮れればオオカミに遭遇するような道
だったのかもしれません。
ごく普通の村の、思いがけないところに深い歴史があって、
驚かされます。
桜の花びらが虚空に舞うような春の景色と比べるとどこまでも
緑の夏の景色は山行の厳しさを想像させます。

View From Kumano Bridge

夏の景色を描いた後、なんだか違うような落ち着かない気分が
続いていました。
自分が持っているこの場所の印象をもうすこしはっきりできないものかと、
何枚か描きました。
そうこうするうちに10月になり、谷あいの木々は紅葉し始めました。
少しは谷のスケールが表現できたのかな、と思いながら、
見比べてみていただきたい、とアップしてみました。

手作りの小さなお店 YOCO

                                                                             Late autumn 2015年秋、北軽井沢の一角に小さなショップができました。貸店舗になっていた友人所有の物件を手作り大好きの仲間が集まって、あれこれ工夫し、勉強し、1年以上を費やして改装完了。
住人ではない私たち夫婦はできることを時々手伝っただけでしたが、友人たちの仕事は素人離れした見事なものでした。

広いデッキと、こじんまりしたお店の中は、まずは仲間の集まる場所 となりました。

手作りの作品を持ち寄ってならべる、Kitakaruizawa2015友人の輪が広がって行く、作品を気に入ってくださる方がたまに購入してくださる、等など。

森の中の一角で、多くの人に楽しんでいただける
お店を目指している友人を、ささやかながら応援していきたいと思っています。

私の小さな水彩画もお店の
ディスプレイに参加しています。

 

嬬恋村くまの大橋

橋の上から眺める新緑の谷

Overlook fresh green from Kumano-bridge (Tsumakoi village)

嬬恋村のパノラマライン北ルートと呼ばれる道に大きな橋がかかっています。
足がすくむような高さから見下ろす渓谷は、樹種が豊富なのでしょう、
さまざまな緑に彩られていました。
紅葉も見事ですが、今年は例年よりも芽吹きが早く、新緑の中に
桜が残る美しい景色に出会うことができました。
もともとは農道なので雪深く、農作業もない冬季は通行止めです。
あまり知られていないのか車もほとんど通りません。

軽井沢タリアセン

軽井沢タリアセン早春

Karuizawa Taliesin

 中軽井沢に近いレクリエーションゾーンです。
人気のない冬が素敵、という話を聞き出かけてみました。
江戸時代に造られた鷲穴用水という水路をせき止めて出来た
塩沢湖を中心に、小さい美術館や、バラ園などが配置されています。
対岸に睡鳩荘(すいきゅうそう)という建物が見えます。
朝吹登水子氏の山荘だったそうです。

ルオムの森の洋館

ルオムの森のレストラン

Luomu no mori

ルオムの森の洋館の中。
ここは、レストランになっています。

薪ストーブの前で、コーヒーを飲む時間は小さな贅沢。

窓の外では…
寒さ厳しいこの時期、リスたちにとっては
結婚相手を見つける季節。
大きな幹の周りの追いかけっこはプロポーズの行動です。
なんだか楽しそうにも見えます。

モミの木の雪化粧

雪の森

Snowy forest

 モミの木をすっぽりと覆う雪。
リスが枝に飛び移ると小さな雪崩のように雪が飛び散ります。
庭の積雪は80㎝ほど。長靴が埋まってしまいます。
2014年は豪雪に阻まれて、4月まで 山小屋に
来ることができませんでした。大自然が牙をむけば、
この地に昔から暮らす方々とは違い、一歩下がって
おとなしくしているしかありません。

キャベツ畑


広大なキャベツ畑

Vast field of cabbages

森を出ると、その先には広大なキャベツ畑が広がっています。
夏。大型トラックが、早朝からキャベツのコンテナをどんどん積み込んで
舗装された農道を行き交います。村全体がキャベツ畑といっても過言では
ないほど広いのです。北海道や、ここ嬬恋村のように、厳しい寒さの土地では
大型化しないと、農業が続けられないのかもしれません。少量でも多品目、が
理想といえるのは、気候のいい場所ならでは、でしょうか?
いろいろ思うことはありますが、でも、ここのキャベツは夏のご馳走、
本当においしいのです。

 

千曲川堤の桜


千曲川堤の桜

Row of cherry blossom trees(Banks of the Chikuma)

4月中旬。偶然に出会った満開の桜。海野宿(東御市)の千曲川堤です。
散歩の人がちらほら。どこまでも桜のトンネル。とても静かなお花見が
できました。そして…初めて、満開の桜を描きました。何度も描き直し
これは、5枚目。満開の桜の豪華な美しさは、私の力では、とても再現できないと
思いました。こういう時、『一生勉強』という平凡な言葉に妙に重みを感じるのです。

ルオムの森 冬

ルオムの森の雪景色 

Luomu no mori   winter scenery

降り積もった雪が、すべての物音を吸収してしまうのでしょうか、
ルオムの森の中も、静まり返っています。
小鳥たちが鳴かなかったら、まるで、壁に飾られた
1枚の絵。
厳しい季節を乗り切る生き物に、人間が協力することもあります。
エサ台は、人間と、小鳥やリスたちとのふれあいの場と言えるかもしれません。
暖炉の煙突から流れてくる煙に、なんとなく懐かしさを感じます。