10月のオヤマリンドウ

オヤマリンドウ

Gentiana makinoi

10月、標高1300mほどの高原はもう晩秋の色でした。
あとひと月で雪景色かもしれません。

キャベツ畑


広大なキャベツ畑

Vast field of cabbages

森を出ると、その先には広大なキャベツ畑が広がっています。
夏。大型トラックが、早朝からキャベツのコンテナをどんどん積み込んで
舗装された農道を行き交います。村全体がキャベツ畑といっても過言では
ないほど広いのです。北海道や、ここ嬬恋村のように、厳しい寒さの土地では
大型化しないと、農業が続けられないのかもしれません。少量でも多品目、が
理想といえるのは、気候のいい場所ならでは、でしょうか?
いろいろ思うことはありますが、でも、ここのキャベツは夏のご馳走、
本当においしいのです。

 

ヤマオダマキとウツボグサ


ヤマオダマキとウツボグサ

Aquilegia buergeriana / Prunella vulgaris ssp.asiatica

家の近くに、沢山の種類の山野草を育てている方があり、お庭を見せていただきました。
オダマキ(苧環)は、昔、糸を巻いたもの、ウツボ(靭)は、矢を入れる道具のことです。
ウツボグサは、カコソウ(夏枯草)ともいい、花が枯れたものを漢方薬の材料にしたそうです。
山野草を調べていると、薬用につかわれていたものが多く、東洋のハーブ、というところでしょうか。
古来、人間は、同時進行的に地球上のあちこちで、生きるための知恵を磨いてきたのでしょう。

チゴユリ


チゴユリ

Disporum smilacinum

庭の片隅、落ち葉の積もった半日陰の場所に群生していました。
草丈は20㎝前後で、一茎に1~2個の花をつけています。
隣家の方が、大きな木を何本か伐採され、もう1年半くらい経ちます。
そのため、庭の日照時間が、かなり長くなり、植生が変わってきたようです。

クリンソウとサクラソウ


クリンソウとサクラソウ

Primura japonica / Primura sieboldii

北軽井沢の野菜直売所で見つけました。
5月末、このあたりはまだ地場の野菜はレタスくらいで、
代わりに、でしょうか、山野草の鉢植えが数種類並んでいました。
種から育てたのでしょう、まだ小さい株なので、ためしに庭に植えてみました。
クリンソウは、大型で、草丈40㎝以上あります。
輪生した花が、一段咲き終わると、次の段が咲き、と、3段になっていました。
サクラソウもこの庭で少しでも増やすことができるといいのですが。
山の花が少なくなったのが寂しくて、昨秋、種を集めて数種類プランターに撒いてみました。
この春、小さな芽がたくさん出てきましたが、山に戻すのには大分時間がかかるのかもしれません。
初めての試みですが、『何とかしたい』と思うほど、山野草が姿を消しているのは
事実です。

ユキザサ


ユキザサ

Smilacina japonica

5月の終わり、散歩途中に見つけました。
花は、虫だけでなく、私の足も止めさせます。
図鑑で見ると、ユキザサよりも、ハルナユキザサに似ているように思います。
道端で描いてから、写真も撮ってくるのですが、細かいところを見落として
いることも多々あります。
もっとも、根の違いを説明されても、抜くことはないのでわかりませんが。

千曲川堤の桜


千曲川堤の桜

Row of cherry blossom trees(Banks of the Chikuma)

4月中旬。偶然に出会った満開の桜。海野宿(東御市)の千曲川堤です。
散歩の人がちらほら。どこまでも桜のトンネル。とても静かなお花見が
できました。そして…初めて、満開の桜を描きました。何度も描き直し
これは、5枚目。満開の桜の豪華な美しさは、私の力では、とても再現できないと
思いました。こういう時、『一生勉強』という平凡な言葉に妙に重みを感じるのです。

リスのスケッチ


リスのスケッチ

Squirrel sketch

2014年冬、関東地方は、記録的な大雪に見舞われました。
山小屋のある地域も、ところによっては1m50㎝以上もの積雪になりました。神奈川県内にいた私たちは、山に向かうこともできず、4月半ばに、ようやくリスたちに会うことができました。
リスたちも、小鳥たちも、豪雪の中を生き延びた自信にあふれて、元気に飛び回っていました。

この時期、異常乾燥が続いていたので、試しにデッキに水を置いてみたところ、リスも、カラ類も飲みに来ました。シジュウカラは、お皿に入って、バシャバシャと水浴びをしていました。まだ、寒いのに、です。

粉雪の朝

 

粉雪

Powdery snow

 

気温は氷点下12℃。積もった雪は、わずかな風にも吹き払われて
しまいます。
リスとゴジュウカラは、エサ台のチェックに来たようです。
剥きクルミを砕いたものは、リスとカラ達の大好物です。
リスは、殻付きクルミを、モミの枝葉の上や、デッキの手すりの
陰などに運んでいくことがあります。雪の中に埋めるよりも
見つけやすい、と考えているのでしょうか?
図鑑からでは分からない、動物や鳥の行動を目にすることもあります。
一方、リスの方は、エサ台から窓越しに私を見ることがあり、
『観察されている』という気分になります。
雪景色の中、ニシキギのオレンジ色の実は、小さなランタンのように
目立っています。

ルオムの森 冬

ルオムの森の雪景色 

Luomu no mori   winter scenery

降り積もった雪が、すべての物音を吸収してしまうのでしょうか、
ルオムの森の中も、静まり返っています。
小鳥たちが鳴かなかったら、まるで、壁に飾られた
1枚の絵。
厳しい季節を乗り切る生き物に、人間が協力することもあります。
エサ台は、人間と、小鳥やリスたちとのふれあいの場と言えるかもしれません。
暖炉の煙突から流れてくる煙に、なんとなく懐かしさを感じます。